最終巻。
成年向け漫画雑誌の巻末、及び読者ページに掲載されていた、全年齢向けギャグ漫画。
読み終えてもまだ、もう一冊、デジタル配信限定のおまけ本(『えくすとらめる子』)があるとはいえ、読後感は寂しい。ストーリー漫画でなく、後も先もない日常を繰り返す、益体もないギャグ漫画だからこそ、感じる淋しさなのかもしれない。何かの大きな節目も意義もなく、すっと終わっていくから、違和感のようなものを覚えてしまう(オタク向け漫画のノリが持つ、独特の親密さもそれを助長しているかもしれない)。
最後まで、メタや哲学、カートゥーン・伝説・古典アニメを参照するネタがいちいち面白く、キャラクターにも皆、可愛らしさや妙な存在感を感じさせられた。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
漫画
- 感想投稿日 : 2018年3月3日
- 読了日 : 2018年3月3日
- 本棚登録日 : 2018年3月3日
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