内田樹氏の1章だけですが、真剣に読みました。
私は、大阪府民ではありませんが橋下さんが怖いです。こんなにもてはやされている事がキモチワルイです。
この人は、頭のイイ人です。
世の中の多くの人が、政治に知識や関心がないことを良いことに、欺こうとしているような気がします。
民主主義は単純な多数決ではありません。
そんな事は、政治経済の授業をきちんと受けた事のある人なら誰でも知っている事です。
彼は、確かに嘘は言っていないかもしれないけど、本当のことも言っていないと思うのです。
もちろん、画期的な発言も多くあると思います。
批判ばかりではなく、解決策を発言するあたり、なるほどと考えさせられます。
でも、教育の場に市場原理主義を持ち込もうとしている事にだけは反対です。
何でも、市場原理主義を持ち込めば競争が起きて、ダメなものは自然淘汰されるというのは幻想です。
絶対に市場原理主義を持ち込んではならない領域もあるはずです。
教育にも多くの問題があることは認めますが、市場原理主義が解決してくれるものではないと思います。
国全体として、子どもをどのような存在として教育する事がいいのか考える事の方が先ではないでしょうか。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
その他
- 感想投稿日 : 2012年5月3日
- 読了日 : 2012年5月3日
- 本棚登録日 : 2012年4月15日
みんなの感想をみる