いちおう英文学をやっている人間なのにちゃんと読んだことがなかったので、恥じ入りつつ購入し読了。
ロビンソンがあまりにたくましく、堅実に、着実に無人島の自給自足を成立させていくので驚きました。友人に「いま『ロビンソン・クルーソー』を読んでいる」と言ったところ、「何その海洋少年冒険小説な感じ」と言われましたが、あんまりそういう感じではなかったですね。ロビンソン、むしろ農業とか牧畜とかしていますからね。
読みやすくっておもしろい訳でした。解説で、この作品がどう読まれてきたかの批評史について簡単にまとめてくれてあるのも便利。「経済人はロビンソンを愛す」というのは、読んでみれば至極納得です。総じて楽しく読みました。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
小説(海外)
- 感想投稿日 : 2011年1月4日
- 読了日 : 2010年11月28日
- 本棚登録日 : 2010年11月10日
みんなの感想をみる