ついににっくき龐煖との決着のこの巻。
が、思ったより幕引きがあっさりしていた。
余韻にひたるヒマもなく、信は危なくなるわ李牧はとっとと逃走するわで。
それもそうです、龐煖は軍人でもないしむしろ一般人で、仲間と部下の命を背負うわけでもない存在だから。でも、あんなに倒すのに難があったワリにはなあ……と。大ボスの存在が中ボス存在になり下がった感じがした。そう思うと龐煖は本当にかわいそうなキャラな気がする。結局自分はなぜ勝てないのか最期までわからなかったんだから。
で、そこから信が危篤というかほぼ死んでる状態だとかそういうくだりになるとは。
いや、主人公だから死ぬわけないじゃん、とドライな読者である自分には完全な茶番だった。こんなダラダラするヒマがあったら龐煖に勝ったぞヒャッハーぐらいやってほしかった。それに、これじゃ羌瘣が妖術使いな感じがして……。寿命が減るってことは、思ったより生きられずに死んでしまうのかもしれない。頭の片隅に覚えておくことにする。
鄴攻めは終わり、最後の仕上げみたいな感じで終わりましたが、王翦将軍がどうやって部下たちのおなかを満たすのか楽しみにします。
ただ、信対龐煖はFF5のエクスデス対ガラフのような雰囲気に見えたぐらい信も相当無理したんだなと。HP0でも立ち上がる、みたいな。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
青年マンガさん
- 感想投稿日 : 2020年6月28日
- 読了日 : 2020年6月27日
- 本棚登録日 : 2020年6月28日
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