ヒトラーとは何か: 新訳

  • 草思社 (2013年1月1日発売)
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感想 : 16
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ヒットラーに対する評価・批判、様々な本を読んだりドキュメンタリー番組を見たりしてきたが、まとまった評伝として読んでいなかった。

印象に残るところも多かった。

戦争が国家の仕組みに組み込まれている以上、これを廃止する唯一の方法は、国家を超越した世界国家しかないだろう。そして世界国家を作るには、世界征服戦争をやって収める以外に方法はない。これは世界の歴史を見れば明らかである。

ヒットラーの犯罪リスト、1社会的弱者の根絶 2
ジプシー根絶 3ポーランド指導層、教養層の根絶 4ロシアでの捕虜虐殺と大量殺戮 5ユダヤ人大量虐殺

ヒットラーの大量虐殺は生き残った人々に国家建設を可能にした。ヒットラーがいなければ、イスラエルは生まれなかった。

集団催眠の能力があった。大衆を等質の塊に変えてしまうことができた。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 世界史
感想投稿日 : 2015年5月6日
読了日 : 2015年5月6日
本棚登録日 : 2015年5月6日

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