The Fortune at the Bottom of the Pyramid
- Wharton School Pub (2006年2月10日発売)


1日2ドル以下で生活する貧しい人々が、世界中で40億人いると言われている。このBOP(Bottom of Pyramid)と言われる貧困層を解消するためには、寄付や補助といった援助に頼るより、彼らを確固たる消費者層とみなし、彼らの生活を向上させる製品やサービスを提供することによって自立を促していくことが重要である。
すなわち、BOPを貴重な消費者として扱い、長期に渡る信頼関係を築き、民間企業、政府機関、市民団体、起業家等との相互補完的なネットワークを通じて、WIN-WINの関係を構築することが必要となる。そのためには、単に既製品をBOP市場に持ち込むのではなく、BOP市場に即した製品開発、物流ルートの構築が不可欠となる。従来の常識にとらわれない柔軟でイノベーティブな思考が必要となる。
本書には、こうした新しい取り組みに関する事例も豊富に掲載されている。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
読み物
- 感想投稿日 : 2011年12月15日
- 読了日 : -
- 本棚登録日 : 2008年9月10日
みんなの感想をみる