夫婦脳―夫心と妻心は、なぜこうも相容れないのか (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社 (2010年11月29日発売)
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感想 : 79
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伊保子さんは、見事に息子を育てたなあ
『ガギグゲゴ』のころは、まだ息子は園児だった気がする。

もっともいいのは、「なじる人は傷ついている」と、相手をまず思いやる息子。
確かに、女性は――と言って悪ければ、私は、やさしい言葉をかけてほしい。共感してほしい。嫌なことがあったら話したいし、わかってほしい。
親が随分老いた今、家族は、こういうことを8割くらいはうまくやっていけている。
でも、これを、他人に期待しても無理なんだなあ……夫婦って、大変なものなんだ。


いろいろ、考え方にお役立ちな本。
しかし起きてしまった現実に対しては、それを許容出来るかは、人によるんだろうな。
親父さんが、何故、ぼーっとテレビを見ているのかもわかった。脳の出来事を整理しているから、見てないようで見ていると主張するわけだ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 心理学・哲学・発達
感想投稿日 : 2012年7月9日
読了日 : 2012年7月9日
本棚登録日 : 2012年7月9日

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