理解という名の愛がほしい——おとなの小論文教室。II

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本棚登録 : 363
レビュー : 48
mizuさん 対談・インタビュー・エッセイ   読み終わった 

自分を律する必要があると感じさせられるようなことを言われ、しかし納得もいかず、で思い出し、読みなおしてみた。怒りの制御のようなあたり。



『ザ・パワー』でもあった「思ったことが帰ってくる」は、ここにも、と、本を読む順番の神さまに感謝。

「連鎖」にて、自分が受けた悪意からなる痛みやショックを、母にリレーしてしまった著者。
自分が弱くて持ちきれなかったものを、母は、どこにもリレーせずに、自分で留めた。自分は大きな試練をいくつも越えたけれど、強いものから弱いものにリレーされる悪意を自分の腹で留めた母の方が偉いのではないのか、と。
人は、大きな試練より、3センチの段差につまずくものではないかと。

そして、それを

 自分が弱いから、まわりをよくして、世の中をよくして、まわりから支えていただく、という方向も考えなければ。
 世の中をよい連鎖がめぐって、めぐりめぐって母にも、自分が傷つけた人にも、まわりから、何か返せるかもしれない。

 今日、よい連鎖を自分から起こせるか?

 たったいま、自分の出す、この言葉から。


これが、自分のしたこと思ったことが返る、なんだ。と、胸にすとんと落ちた。入った。
笑う門には福来たる、の表面的な意味ではなく、情けは人のためならず、の方の意味もあったんだ。と。

レビュー投稿日
2015年2月9日
読了日
2015年2月9日
本棚登録日
2015年2月1日
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