イントゥルーダー (文春文庫)

  • 文藝春秋 (2002年3月8日発売)
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感想 : 30
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1999年に書かれた話なので、パソコンに関する部分はもう石器時代のような話かもしれないけど、面白かったです!というか私てんでわからないので理系な匂いだけ存分に嗅いで満足しましたが…。
アップルのスティーブ・ジョブズ、マイクロソフトのビル・ゲイツ、そして日本に羽嶋ありと言われる超一流技術者の主人公。そんな彼にとって最初はイントゥルーダーでしかなかった息子が、その友人、会社の先輩や結城の話から段々と人物像が浮かび上がってくる。
根性があって、頭も切れて、2億円を撥ね退ける健全で強靭な精神力もある。
ほんと、理想の息子を具現化したような好青年ですよ…。それがまたほろりと来る。

作者の、科学技術への愛情と誇りが感じられて読んでいて気持ち良かったです。

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感想投稿日 : 2013年3月28日
本棚登録日 : 2013年3月25日

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