本当に申し訳ないけど私が期待をしすぎました。。。本当は★1をつけたいけど、お金を出してないし前向きなエンディングのお話を積極的に書くことは好きなので、★2におまけしておきます。


全てが数ページでさくっと手軽に読める、最後にちゃんと“前を向く”展開で統一されていて…というテーマ短編集なのだけど、最初の『この風がやんだら』の改行の仕方と内容で「あっ、これ私多分無理なやつだ」と理解し、『15分後の春』で完全に「は???」となってしまい完遂できませんでした。

何故初手から無理だと思ったのかを考えたのですが、多分ケータイ小説の既視感なんですよね。最近の若い子は長文を読まないと聞いたような気もするし、活字が苦手な層には刺さるのかもしれない…けど、申し訳ないけど私は無理なんです…これくらいの分量で素敵な文章を書いてnoteな上げている人も見かけるので、これは辛いなぁと。一方的に期待した私のせいです、本当にすみません。

2020年3月22日

読書状況 読み終わった [2020年3月22日]

あとできちんと感想を書きたいけど、文庫化に際して加えられた開沼博先生の解説が、長年私の心の片隅にあった福島第一絡みの「書き物」(記事とかルポとかドキュメンタリーではなく敢えてこう書く)に対する鬱屈とした迷いをある意味明文化してくれていたので、ものすごく気分がすっきりした。文庫版を読んでよかった!

2020年3月22日

読書状況 読み終わった [2020年3月22日]

堕落論に疲れすぎたので、癒しが欲しくて…笑

フリーターのコミュ障主人公・智美が老人ホームならぬ老犬ホームの社員になり、犬との触れ合いを通して、一歩を踏み出す物語。うーん、陳腐な説明になってしまうな…
私は犬が可愛いとそれだけで知能レベルがIQ3くらいに下がってしまい、ともすると「わんこかわいい、わんこ最強!!!!」みたいな感想になってしまうのですが、だからこそ犬が苦しむ描写とかに耐えられないときがあります。その点において、近藤先生の犬系作品は大丈夫だろうという理由のない確証があり、心がお疲れの方にはお薦めしたい。

老犬ホームが舞台でも、様々な事情を織り込んで考えたら辛くない作品。犬に触れて智美の心が変化していくさまを通して、こちらも自分の心の持ちようを確認してしまう。智美の入社をきっかけに、回りの人たちもそれぞれの問題と向き合い、一歩を踏み出していくのが何よりも平和で前向きで、爽やかな読後感を与える作品でした。

しかし老犬ホーム、実際運営するには大変そうだなと思う(主に犬を連れてくる人間の方が…)

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犬の最期を看取る「老犬ホーム」で働くことになった智美。初日から捨て犬を飼うことになってしまったり、脱走事件があったりと、トラブル続きの毎日だ。若い犬を預ける飼い主を批判してオーナーに怒られたり、最期を看取らない飼い主や、子供に死を見せたくないと老犬を預けた親に憤り…。ホームでの出来事を通じ、智美は、苦手だった人付き合いや疎遠な家族との関係を改めて考え直し始める。世知辛い世の中に光を灯す、心温まる物語。

2020年2月5日

読書状況 読み終わった [2020年2月5日]

一言で表すと、『いやー拗らせてるなぁ…』って感じなのですが、めちゃめちゃ拗らせているのですが、なのになかなか説得力がある章も多くて、80年も前に書かれたものでも現代に通ずる概念があるのだなぁとびっくりした。続堕落論で語られる日本の国民性や悪妻論で語られる知性のある夫婦の話、エゴイズム小論で語られる母親の姿なんかは、そうだよねー分かる分かる!とうんうん頷いてしまうもんな…

最後に載ってた不良少年とキリスト、口語で思ったことそのまま書きました!みたいなのも、こんだけ拗らせてても歯は痛くなるし普通の人間なんだなぁって思えて面白くてよかった。歯痛で10日苦しんで奥さまに癇癪を起こしたあと、ちょっとよくなったら看病してくれてた奥さまが殴る蹴るでやり返したって話、私がこうやって書くと暴行みたいだけど、すごく軽妙な語り口で書かれてるので電車でちょっと笑ってしまった。こんなに拗らせた御仁でも奥さまに頭が上がらないのか、微笑ましい…などと思ったり。

あとはこの時代背景を彩る大本事件、住友家令嬢誘拐事件や太宰治の自殺などの事件について調べてみるのもなかなか興味深くて面白かった(本質から逸れていってるので、私の悪い癖でもある)フロイトの『誤謬の訂正』ってすごく身につまされるところがあるけど、本当にあるものなんだろうか?最終的にはそこが一番気になりました。。。

2020年2月3日

読書状況 読み終わった [2020年2月6日]
カテゴリ 本(エッセイ)

これ系の「仕事ハック」的指南書はこれまでもあまりレビューしていないし、今後も全然レビューする気はないのですが…
新入社員の時にこういうの教えてくれる人がほしかったなーと思った一冊なので、記録しておきます。新社会人の方、と言っても学生時代に実践しているテクニックもあると思うので(私もそうでした)、さらっと読んで参考になれば取り込むくらいの気構えでよいかと思います。短くてあっという間に終わります。

私も手帳はバーチカル原理主義者なので、ここに書かれていることは自身で実践していたものもあったし、参考になる助言・参考にならない助言もあったのですが…
基本的には目次で各章のタイトルを読めば内容の大枠は把握できるため、できていないことを中心におさらいしやすいのがよかった。というか、目次だけで十中八九推察できます。。。ということで、ご参考ください。
(正直最後の方はどっちでもいいと思います。例えば【31】で切手とか書いてあったけど今日び切手なんて滅多に使わないしコンビニに売ってるし…)

第1章 仕事に追われる毎日を手帳が変えてくれる! 【1】 残業しないで成果を出す人は「手帳」が違
【2】 手帳に書くと、忘れられる。だから目の前の仕事に集中できる
【3】 仕事に追われるのは「余裕時間」が見えていないから
【4】 デジタルの時代に「あえて紙」が圧倒的に有利
【5】 仕事が遅い人ほど「カレンダーで十分」と言う

第2章 まずおさえたい手帳のキホン
【6】 手帳のサイズは大きければ大きいほどいい
【7】 1週間を俯瞰できる「バーチカル型」が鉄則
【8】 スケジュールで一番に決めるのは、退社時間
【9】 一つひとつの仕事に所要時間を割り振る
【10】 アポイントもルートも「最短距離」で組む
【11】 会議の予定を「会議」と書くだけでは甘い
【12】 ムリヤリにでも3週間先を埋める
【13】 納期までに3回「アラート」を設定する
【14】 忘れそうな報告事。忘れると一気に信用を失う

第3章 手帳1冊でどんなにたくさんの仕事も余裕
【15】 「締切から逆算」を徹底する
【16】 1週間は4日、1ヶ月は3週間で考える
【17】 今週の目標が達成できるかは、月曜の朝に決まってしまう
【18】 同時進行を軽々こなすにも、手帳がキモ
【19】 70点でも早く出す。できる人がみなしていること
【20】 最大のタイムマネジメントは「やらないことを決める」こと
【21】 フリクションペンで「仮の予定」をどんどん入れる
【22】 あらゆるタスクを30分単位で設定する

第4章 手帳を200%使いこなして、デキる人になる!
【23】 スキマ時間はあと3時間増やせる
【24】 「他の人の動き」も手帳のすみに書いておく
【25】 1日の生産性のカギは「朝7時」にある
【26】 忙しいときほど、リフレッシュタイムを強引にでも作る
【27】 今日を「忙しい日」から「ワクワクする日」にタイトル変更
【28】 プライベートの予定は最優先で入れる。そして絶対にずらさない
【29】 その残業、その飲み会は「消費」か「投資」か?
【30】 1週間に数時間は「自己投資」にあてる

第5章 手帳をメモ用ノートとしても使い倒す
【31】 手帳に挟んでおくべき必須のツール
【32】 あらゆるメモは手帳1冊に集約する
【33】 何気ないひと言をメモして「よく覚えているね」を狙う
【34】 打ち合わせのメモは写メで送ってデジタル管理が便利
【35】 移動中は考えを書き出して、整理するのに最高の時間
【36】 フリースペースをひとりブレ...

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2020年1月22日

読書状況 読み終わった [2020年1月22日]
カテゴリ 本(実用書)

信じるか信じないかは、貴方次第です…な、ほんのり不思議なマタギの体験談や言い伝えのお話。

奥州のほうのマタギたちに実際に聞いた話を編纂した短編集。山の神様を敬う姿勢、ターゲットである熊の捕獲に対して定められたルールなど、自分の全く知らない世界を垣間見るようなお話が散りばめられていた。かの有名な八甲田山の雪中行軍に別隊が存在したこと、そこにマタギが参加させられていたこと(ということは常態的に山案内をさせられることもあったのだろう)など興味深いストーリーから始まり、最後はマタギであったおじさんとその犬のしんみりしたお話で終わり、バラエティに飛んでて面白かった。

筆者はもともと物書きではないのだろうか、同じような表現が繰り返されるなどして読書の勢いを阻害するタイミングがしばしばあり、ちょっと読みづらさを感じていました。読み物としては好き嫌いが別れるかも。。。

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マタギたちが経験した山での不思議な経験を、長年にわたって取材、書き下ろした実話譚。

2020年1月26日

読書状況 読み終わった [2020年1月9日]

こうして子供や若者の興味を惹くような本の大切さを年々ひしひしと感じている。絵柄もかわいくてSNSで投稿されるような4コマ漫画をベースにしており、前のストーリーを受けて展開していくのでさらっと読みやすいのも魅力。私は虫が苦手なので最初からひぃひぃ言ってましたが…

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意外と知らない生きものたちのクスッと笑えるエピソードをコミックでご紹介!
自然・生きもの好きを中心にSNSで話題の
いきものイラストレーターの一日一種さんの連載『わいるどらいふっ! 』を書籍化。

どんぐりを埋めた場所を忘れるリス、鳴かないと全然わからないホトトギス……

オリジナルイラスト図鑑も収録し、
生きもの好きにはたまらない1冊です。

2020年1月26日

読書状況 読み終わった [2020年1月7日]

辛い。分かってて読んだから評価しません。。。

2020年1月7日

読書状況 読み終わった [2020年1月7日]

昭和の激動を生きた凡庸な女性・佐織と友人・風美子の物語。「感動大作」と銘打たれていたから読んだのですが…恐らく私には佐織と自分が重なるようなバックグラウンドが少ないからか、感動する場面がどこなのか分からないまま読了。最初1/4くらいで本当にやめようかと思った…けど読み終わった。えらい。

うーんと、一言で感想を述べると、ありのままの~、ってエルサが声高らかに歌い上げてたことを、60年余りかけて気づいたってっていうお話。どなたかが先に書かれていた『更年期障害の女性の話を延々聞かされた感じ』がものすごくしっくりくる。

佐織がとにかく暗い!!基本的に佐織の20歳過ぎから60歳過ぎまでを(戦時中の幼少期の回想を差しはさみながら)描いた作品なのだけど、本人の人となりも明るくないし、葬儀のシーンが多いので、物語全体が陰鬱な雰囲気を纏っている。何でこんな1冊まるごとジメジメできるのか、ほんとすごいなと感服しきり。

ただ、佐織のような思考パターンや物事の受け止め方、感情の振れ方をする女性、ものすごくたくさんいるんですよ。私自身も佐織に対してイライラしたり、いやいやいや無理無理って思うんですけど、それでも身近にいる祖母や母や、あるいは友人や同僚のことを考えてみると、やっぱり多かれ少なかれ佐織のような部分ってあるなとも感じます。(それが他者にとって分かりやすく発露しているか否かはってことはまた別の問題だけど…)
おそらく女性には大なり小なり彼女に近しい部分があって、場合によってはそれすら無自覚なまま同族嫌悪を表明してるケースもあるんですよね。“自称”サバサバ系のように。「誰の心にも佐織はいる」と言っても過言ではないのでは(本当?)と思うと、結構なホラー作品だなぁと思います。そういう女性の根っこみたいなところの描き方は上手いんだろうなと思いました。

結局自分の人生をどう生きるかなんて気の持ちようだし、他人を自分の思うように動かすことはできないのだから、という結論で、私はちゃんとそれを60歳になる前に自覚出来ていてよかった。

400ページ超なのに何も大きな事件は起こらないし、そういう意味でもホラーかな?という結論です。
自分の祖父母やその周りの人々を見ても、あの時代を生きた日本人も様々だと思うし、一様に感動できるのか甚だ謎ではある。できるならその世代であるうちの祖母に読んでもらって感想聞きたいが、読まないだろうなぁ…

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終戦から10年、主人公・左織(さおり)は22歳の時、銀座で女に声をかけられる。
風美子(ふみこ)と名乗る女は、左織と疎開先が一緒だったという。
風美子は、あの時皆でいじめた女の子?「仕返し」のために現れたのか。

欲しいものは何でも手に入れるという風美子はやがて左織の「家族」となり、
その存在が左織の日常をおびやかし始める。
うしろめたい記憶に縛られたまま手に入れた「幸福な人生」の結末は――。

激動の戦後を生き抜いた女たちの〈人生の真実〉に迫る角田文学の最新長編。
あの時代を生きたすべての日本人に贈る感動大作!

2020年1月7日

ネタバレ
読書状況 読み終わった [2020年1月6日]
タグ

久々のレビュー…!

私、人が死なない映画って好きだし、ネズミ小僧的な人たちも好きなんですよねと再確認した。普段夫にゾンビもの見せられて死にまくってるからだろうな…

中だるみすることはなく、スピーディーに展開していくのはよいんだけど、もう少しキャラを掘り下げたりストーリーを丁寧に描いてくれた方が好みなので、1時間ドラマ4回くらいでやってくれると嬉しかったな~と思いました。でも面白かったよ。

2019年11月3日

読書状況 観終わった [2019年11月3日]
カテゴリ 映画(洋画)

本も読み映画も見ていたのですが、レビューできず久々の投稿になってしまった…頑張る。

こちらはKindle Unlimitedにて。確か前にテレビで光浦さんが紹介されてた
この筆者、1980年生まれなの…もっと上かと思っていた。昭和の田舎風景を想像しながら読了。
3本の短編「あひる」「おばあちゃんの家」「森の兄妹」からなる短編集で、(おそらく)全てひとつの集落の中で展開される3つの物語。

全体的な印象は、田舎特有の仄暗さだった。私ももともと田舎育ちなので(小学生の頃住んでた町には、地元の人しか知らないような単線鉄道の駅がひとつあるだけの…)その仄暗さになんとなく覚えがある。それを全面に押し出している訳ではないし、悪意を持って描いてるとも感じられないのに、その仄暗さが全体に等しく滲み出ているのが絶妙。
今暮らしている環境では感じることがない感覚だな、とも思った。懐かしくもあり不気味で近寄りがたくもある、普通のお話に見せかけたホラー、という感想。

2019年8月3日

読書状況 読み終わった [2019年8月3日]

映画館で上映されていた頃、情報番組でトレイラーを見て気になっていた映画。だったんだけど…サスペンスと聞いて期待していたのに、これ、サスペンスなの?サスペンス要素皆無じゃない?社会に対する問題提起的な作品だから、ジャンル分けするならドラマとかに入れるタイプのやつだよね?という感想しかない。夫と二人、「なんか思ったのと違ったね…」という結論に。

SNSにプライバシーが奪われる、国民総監視社会という怖い世界の話なんだけど、何も目新しさがないからだろうな…と思う。これまでだって既に某SNSや某セキュリティベンダーが個人情報を許可なく好き勝手扱っていたわけだし、今だってこれからだってSNSやIDサービスを提供している会社だけじゃなくIT業界のスーパーパワーはこういう社会で優位に立つためあらゆるサービスと連携しているのだし。監視社会はすでに到来しているものだよね…オチもスカッとするのかと聞かれれば、そんなことないし。後味悪い系な気がする。


若くして聡明で優秀な女性を演じさせるのに、エマ・ワトソンほど適切な役者さんもいないなぁといつも思う。

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全世界に30億人のユーザーを持つ超巨大SNS企業<サークル>。誰もが憧れる最先端企業に採用され、日々奮闘する新入社員メイは、ある事件をきっかけにカリスマ経営者ベイリーの目に留まり、新サービスの実験モデルに大抜擢される。
ベイリーの唱える「隠し事は罪だ。全てを曝け出せば、世界はもっと良くなる」という理想を実践するため、いたる所に設置された超小型カメラを通して自らの24時間をネット上に公開したメイは、瞬く間に一千万人を超えるフォロワーを獲得し、アイドル的な存在になる。人気を背負い更なる新サービスの公開プレゼンに臨むメイ。だがそこには思わぬ悲劇が待ち受けていた。
あまりにも膨大な善意の渦に隠された<サークル>の重大な欠陥に気づき始めるメイだったが―。

2019年1月14日

読書状況 観終わった [2019年1月13日]
カテゴリ 映画(洋画)

すみません、今さらではありますが評価だけ入れておきます…楽しかった!

2020年1月21日

読書状況 いま読んでる

お気楽ブラックコメディ。コリンファースのイケオジっぷりに嘆息。楽しかった!

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人類抹殺計画から世界を救って1年後、世界最強のスパイ機関、キングスマンのエグジーは一流エージェントに成長していた。だがある日、謎の組織ゴールデン・サークルからの突然の攻撃により、キングスマンの拠点は壊滅。生き残ったエグジーとメカニック担当のマーリンは、同盟機関に協力を得るためアメリカへ向かう。表向きはバーボン・ウイスキーの蒸留所を経営するコテコテにアメリカンなスパイ機関、ステイツマンと合流した2人は、彼らのNo.1エージェントと共に組織の行方を追い始める。一方、ゴールデン・サークルは、世界中の麻薬使用者を人質にした驚愕の陰謀を始動させていた……。果たして、エグジーたちはその陰謀を阻止することができるのか!?

2019年1月9日

読書状況 観終わった [2018年10月24日]
カテゴリ 映画(洋画)

人が死なない連城小説!!ずっとしんどい思いをしながら日本語の美しさに惹かれて読み続けていますが、なぜだろう、人が死ぬときのほうが日本語が美しい気がする。でも、この少し昭和・大賞の空気を纏った彼の文章がやはり好きなのだ。

20代の頃だと分からなかった、と思うけど、今この年になって、どの短篇の主人公の気持ちも分かるような気がする。自分だったら耐えられないけど。全ての話が、連城さんの周りの人々や出来事、言葉にインスピレーションを受けて書かれていると巻末にコメントがあって、それもまた素敵だと思った。私のような一般人の周りにはそんなドラマチックなこと起こらない…

●恋文
夫が自分を捨てて余命いくばくもない昔の恋人のもとへ行ってしまったことをきっかけに、現在の妻である自分と昔の恋人が友達同士となる、っていうの、なんだか分かるような気がした。私には耐えられない。

●紅き唇
新婚で妻を失った義理の息子を密かに思う女性のお話。私には耐えられない。

●十三年目の子守歌
母親が自分より若い男を夫として連れ帰ってくるお話。設定がぶっ飛んでいる。私には耐えられない。

●ピエロ
夫が超絶有能な三枚目ピエロ。この結末、私には耐えられない。

●私の叔父さん
このお話は耐えられないとは思わなかった、私が登場人物だったらという想像が働かない領域…最後なんだかわからないけど胸がきゅーっとなって泣きたくなる感じ。


しかし基本全部私は耐えられないけど、お話として読むとじんわり染みるんだよ…不思議。

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マニキュアで窓ガラスに描いた花吹雪を残し、夜明けに下駄音を響かせアイツは部屋を出ていった。結婚10年目にして夫に家出された歳上でしっかり者の妻の戸惑い。しかしそれを機会に、彼女には初めて心を許せる女友達が出来たが…。表題作をはじめ、都会に暮す男女の人生の機微を様々な風景のなかに描く『紅き唇』『十三年目の子守歌』『ピエロ』『私の叔父さん』の5編。直木賞受賞。

2019年1月9日

読書状況 読み終わった [2019年1月9日]
タグ

インディアン(今はインディアンじゃなくて、ネイティブアメリカンが正しいのかな)の保護区に住む少女が、なぜ亡くなってしまったのか。サスペンスなんだけど、雪に閉ざされた地区に囲われている人々のやりきれなさや哀しみを色濃く映し出した作品だった。静かで、悲しい。そして、データとして驚くべき数のネイティブアメリカンの少女が失踪しているという事実にも最後触れられていた。

しかしジェレミー・レナー、渋くてめちゃめちゃかっこいい…ケリのつけ方も。かっこよかった。彼見たさに飛行機で往復それぞれで2回観た。

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厳寒の大自然に囲まれたアメリカ中西部ワイオミング州にあるネイティブアメリカンの保留地“ウインド・リバー"で見つかった少女の凍死体―。遺体の第一発見者であり地元のベテランハンターのコリー・ランバート(ジェレミー・レナー)は案内役として、単身派遣された新人FBI捜査官ジェーン・バナー(エリザベス・オルセン)の捜査に協力することに。 ジェーンは慣れない雪山の不安定な気候や隔離されたこの地で多くが未解決事件となる現状を思い知るも、 不審な死の糸口を掴んだコリーと共に捜査を続行する...。

2019年1月9日

読書状況 観終わった [2018年10月13日]
カテゴリ 映画(洋画)

表題作を含む8編の短編からなる作品。
作品の湿度が高い…わかりづらい表現で申し訳ないけども…

基本的に全編を通して、一昔前、昭和を感じる作品だった。個人的に、改めてやっぱりこの作家さんと相性いまいちなんだよなということが分かりました…

2018年9月16日

久々にがっつり期待を外した。旧2ちゃんねるで散々手垢にまみれたタイプのネタだし、そんな外さないだろうと思ったけど期待しすぎたんかな…改めて、ネットでみる匿名の人の一撃のパワーのすごさを認識。旧2ちゃんとかたまにとんでもない職人さんいたりしたからな。でも歴史嫌いな子供に、登場人物の相関を覚えさせるにはいいかもしれない。ペリーの黒船自画自賛だけちょっと面白かった。君自信まんまんやな!と。

読むだけなら30分かからないくらい。借りた本だから許すけど、買ってたらめちゃ後悔するやろな…

2018年5月28日

読書状況 読み終わった [2018年5月28日]
カテゴリ 本(絵本)

すごく日本的に描かれたパニック映画。
深津絵里、あんなにキレイでも大学生の母親役なんだ…というところにものすごく落ち込む。笑
コメディなのかパニックなのかなんなのか、判然としなかったな。最後、志尊くんから手紙が来たなら、岡山の田中さんにはちゃんとお礼してるシーンとかも入れてほしかった。田中さんちょっぴりかわいそう。。

2018年4月29日

ネタバレ
読書状況 観終わった [2018年4月29日]
カテゴリ 映画(邦画)

一方的に想像していただけなので、この本に何の罪もないんですが、全然期待していたものと違ったので評価は控えさせていただきます…

御所の方々がリアルに使っていたであろう、「みやびことば」の紹介をする本であって、決して雅な現代語や現代の文章のお話ではなかった。古典研究的なもの。

2018年4月16日

ネタバレ
読書状況 読み終わった [2018年4月16日]

和菓子のアンの人、としか知らないで表紙だけ見て手に取った作品。事件は穏やかながら、ミステリーだった。予想外。

2章目の中扉開いたところの文章で何故か全く受け付けなくなって、今回諦めることにした。すっごく久々の諦め作品。なので★評価はなし。
別につまらないわけではない、読みにくいわけでもない、BLっぽい作品に抵抗があるわけでもない(先日連城三紀彦の白蘭は普通に面白く読んだし)と思うのだけど…
多分主人公が著者の名前で、そいつがめっちゃ純粋でいい奴に描かれているのが何だか気持ち悪いと思ったからな気がする。あと多分外資営業に純粋でいい奴なんかいないよ、と同じ立場から申し上げておく。保険ならなおのこと…つまり私が嫌な奴ってことだな、と納得したところで読了。

2018年4月11日

ネタバレ
読書状況 読み終わった [2018年4月11日]

これが叙述トリックの代表作かー!犯人は、冒頭から名前もはっきり知らされてしまう。なのに見事に騙されて、最後に「お前かよ!」と全力で突っ込んでしまった。仕掛けとしては、めっちゃ面白い。気持ちよく騙されておいて何だけど、読後感はめっちゃ悪い。先入観なしで、さくっと読んでほしい。エログロ耐性必須です。私は主人のゾンビ教育のおかげか、意外と無事に楽に乗り切れました。

実は新装版で読んだので、我孫子先生ご本人の新装版あとがきがついていたのだけど、奥様曰くこれを書いているときは「ちょっとおかしかった」そうだ。ちょっとおかしくなきゃ書けないと思う、いろんな意味で。

最後気持ちよく騙されたあと、作品の中のあれやこれや考えてみると、あーそういうことだったのかぁと腑に落ちることももあって(オジン発言、タバコがほしくてたまらないと言われても、おっさんなら納得するかな…)、あとそんなこと有り得るか?と思うこともあって(オジンに彼女とか聞く?助教授が初めて会った1回生の学生とキャンパスそばで二人きりになる?そもそも43のくせに30くらいの院生に見える?)もう1周行かなきゃ!と思ったりする。20歳の小綺麗な男の子だから不快感なくイメージできていたシーンが多くて、最後そのせいでいろいろドン引きした。

あと、生きている登場人物はどれもこれも、あんまり好感を持てない。これもまた読後感が悪い一因でもある。

ホラー映画やゾンビ映画しかり、エロとグロは切っても切れない関係であり、相性も抜群なのである。けど、作品が有名になることでそういう耐性のない人の目にも触れるようになり、「気持ち悪かった」という感想だけで終わってしまうのは何だかちょっともったいないなぁ、とも思ったりしました。
とかいいつつ、私の最終的な感想も「この行動全部おっさんの行動だったんだ、気持ち悪っ」に落ち着くわけですが。17歳少女に「天国に、行かせてやる」とかいう43歳オジン、どんなにイケメンで小綺麗でも気持ち悪い以外の何でもない。笑

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永遠の愛をつかみたいと男は願った――東京の繁華街で次々と猟奇的殺人を重ねるサイコ・キラーが出現した。犯人の名前は、蒲生稔! くり返される凌辱の果ての惨殺。冒頭から身も凍るラストシーンまで恐るべき殺人者の行動と魂の軌跡をたどり、とらえようのない時代の悪夢と闇を鮮烈無比に抉る衝撃のホラー。

2018年4月8日

ネタバレ

連城三紀彦からのぶたぶたさん、対象年齢に高低差ありすぎて耳キーンなるわ!

って言いたかっただけです、すみません。
文体やストーリーの雰囲気から、中高生向けなのかな、という印象を受けました。改行多過ぎて最初ビビりました。改行の必要ある?ってとこでも改行されてて、すごく気になった。

ぶたのぬいぐるみが普通に暮らしていて、そこに何の説明もないというところはむしろいい。ブックカフェの店主というのもいい。けど、なんというか、いい話のはずなんだけど響かない…よくも悪くも、このお話で癒されると感じられるのは幸せな人たちなのではないかと思った。若年層向けだと思う大きな理由はそこかもしれない。

シリーズの他の作品を読んでる方の評価で、他作品と比べて人間関係が希薄というコメントがあって、そこにも納得感あったから、他の作品は違うのだろう。

作品の中で取り扱われる本が全て実在して、ずっと本屋さんシリーズでたくさん本の紹介を受けられるのだったら、作者の嗜好や思考が垣間見られてよりいいのだと思う。安心してハッピーエンドを求められるというところはありがたいので、またミステリー地獄に陥ったら読む…かも。。。

2018年4月4日

読書状況 読み終わった [2018年4月3日]

ミステリーにそんなに興味はないのだけど、「日本語が美しい」と方々から噂に聞く連城三紀彦氏。飛行機移動のおともに、さくっと読めそうな短編をチョイス。

噂に違わぬ美しい日本語!美しすぎて、読んでいる間めっちゃ幸せだった。私もこういう日本語を使える人になりたい…
「ゴースト・トレイン」と「白蘭」がよかった。「他人たち」もよかったけど、いやそんな風にならんやろ!と心の片隅で思ってしまったので…短編でミステリーって、すごく難しいんだろうと思うけど、すべてがおさまりの良い仕上がり。趣の違うミステリー短編を多数生み出している作家さんなんだな、というのを改めて認識。

1作目と比較すると、恋愛小説的な要素の強い作品がなくて(とらえ方によるのかもしれないけど)恋愛がらみのミステリーが好きではない人はこういう作品のほうが好みなのかもしれないな。連城色が弱まってしまうけども。

こんなに幸せに日本語読めるのなら、長編小説も余裕でいけそう。ほかの作品も読まなければ。

★初出(底本一覧から)★
「ぼくを見つけて」―『顔のない肖像画』(2016)
「菊の塵」―『夕萩心中』(1988)
「ゴースト・トレイン」―『紫の傷』(2002)
「白蘭」―『たそがれ色の微笑』(1992)
「他人たち」―『美女』(2000)
「夜の自画像」―『Bluff 騙し合いの夜 ミステリー傑作選』(2012)

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どれも超高密度(綾辻)
普通は書けない。(伊坂)
驚きは屈指のもの。(小野)
その「技」は魔法的(米澤)
四人の超人気作家が厳選した究極の傑作集。
特別語りおろし巻末鼎談つき!

逆転に次ぐ逆転、超絶トリック、鮮烈な美しさ。死してなお読者を惹きつけてやまないミステリーの巨匠、連城三紀彦を敬愛する4人が選び抜いた究極の傑作集。“誘拐の連城”決定版「ぼくを見つけて」、語りの極致「他人たち」、最後の花葬シリーズ「夜の自画像」など全6編。巻末に綾辻×伊坂×米澤、語りおろし特別鼎談を収録。

2018年3月30日

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