天下を計る

  • PHP研究所 (2016年8月22日発売)
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感想 : 11
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まず、主役が長束正家であるというのが意外だった。
豊臣政権から関ヶ原までの流れを武功や知略、人間関係ではなくひたすら経済の面から語っているのがおもしろい。
九州征伐、小田原攻め、朝鮮出兵についてもいかに兵糧を輸送するかというところがメインなので、わりと客観的に表現されていてわかりやすかった。
長束正家という人物については、おそらくここまで男前ではないだろうと思う。文章については現代風な言い回しも多いので、かっちりした歴史表現を好む人は気になるかもしれない。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2018年2月11日
読了日 : 2018年2月11日
本棚登録日 : 2018年1月27日

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