まず、主役が長束正家であるというのが意外だった。
豊臣政権から関ヶ原までの流れを武功や知略、人間関係ではなくひたすら経済の面から語っているのがおもしろい。
九州征伐、小田原攻め、朝鮮出兵についてもいかに兵糧を輸送するかというところがメインなので、わりと客観的に表現されていてわかりやすかった。
長束正家という人物については、おそらくここまで男前ではないだろうと思う。文章については現代風な言い回しも多いので、かっちりした歴史表現を好む人は気になるかもしれない。
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- 感想投稿日 : 2018年2月11日
- 読了日 : 2018年2月11日
- 本棚登録日 : 2018年1月27日
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