-
インディーゲーム中毒者の幸福な孤独
- ソーシキ博士
- 集英社 / 2023年12月5日発売
- Amazon.co.jp / 本
- 購入する
アトロクブックフェア2024で紹介されていたので購入。
自分も時々インディーゲームはするものの、まったく耳にしたことのないタイトルばかりが取り上げられていて、本当に著者はインディーゲーム界隈を楽しんでいる(もしくはいた)のだなと感じた。
あとがきで、働き始めたためにゲームに割く時間はかつてほどないといった記述があり、労働とゲームの両立の難しさに思いをはせた。
-
カティンの森のヤニナ: 独ソ戦の闇に消えた女性飛行士
- 小林文乃
- 河出書房新社 / 2023年3月25日発売
- Amazon.co.jp / 本
- 購入する
カティンの森事件の犠牲者の中にたったひとり女性がいた、という一文に驚き、購入。
私がカティンの森事件を初めて耳にしたのは、2010年の追悼式典に向かった大統領機が墜落した事故で、それも概要だけだった。
この本により、ソ連とナチスドイツから同時に戦場とされたポーランドという国について知り驚愕した。
大陸の戦争は想像を絶する。
2024年2月28日
-
がん‐4000年の歴史‐ 下 (ハヤカワ文庫NF)
- シッダールタ・ムカジー
- 早川書房 / 2016年6月23日発売
- Amazon.co.jp / 本
- 購入する
下巻、オーディオブックでいちおう読了。
分子標的薬をマウスから人間に使えるように翻訳的な作業をした人の存在、はじめて知った。
2023年5月18日
-
メインテーマは殺人 ホーソーン&ホロヴィッツ・シリーズ (創元推理文庫)
- アンソニー・ホロヴィッツ
- 東京創元社 / 2019年9月27日発売
- Amazon.co.jp / 電子書籍
- 購入する
オーディオブックで読了。耳で聞くの長い。
2023年3月26日
-
死体解剖有資格者: 法人類学者が見た生と死との距離
- スー・ブラック
- 草思社 / 2023年1月6日発売
- Amazon.co.jp / 本
- 購入する
軽い気持ちで手に取ったら、くらってしまった。翻訳者のあとがきに、著者が「It's not CSI or Bones」と述べていたと書かれていて、その通り、本の内容は海外ドラマから想像していた世界とは大きく違う内容だった。
2023年4月30日
-
Yの悲劇 (角川文庫)
- エラリー・クイーン
- KADOKAWA / 2010年9月25日発売
- Amazon.co.jp / 本
- 購入する
倫理的にも医学的にも、種明かしについて、つまりは作品の構想を作り上げている全てが、今の時代には納得できないなー
2022年10月9日
-
毒 サリン、VX、生物兵器 (角川新書)
- アンソニー・トゥー
- KADOKAWA / 2020年7月10日発売
- Amazon.co.jp / 本
- 購入する
90歳を超える著者による、毒にまつわる経験と私見。薄くてさらっと読めた。
2022年10月1日
-
カササギ殺人事件〈下〉 (創元推理文庫)
- アンソニー・ホロヴィッツ
- 東京創元社 / 2018年9月28日発売
- Amazon.co.jp / 本
- 購入する
うーん、設定とか物語構成はすごく精緻なんだけど、キャラクターにあんまり魅力がないかなあ。
あくまでも好みの問題。
2022年1月3日
-
洋書天国へようこそ 深読みモダンクラシックス
- 宮脇孝雄
- アルク / 2019年7月30日発売
- Amazon.co.jp / 本
- 購入する
有名な作品から、まったく知らない作品まで、名の知れた翻訳家である著者の、本にまつわる記憶を交えた作品紹介詰め合わせ。
本の内容にも興味がそそられるうえ、半分エッセイのようで、とても面白い。
ひとつの本のエピソードが、5〜10分で読めるので、毎日少しずつ読むのが楽しい。
オススメ。
2021年1月16日
-
宇宙【そら】へ 下 (ハヤカワ文庫SF)
- メアリ・ロビネット・コワル
- 早川書房 / 2020年8月20日発売
- Amazon.co.jp / 本
- 購入する
文章は読みやすいが、ストーリーが予定調和。
どこかに思い入れができれば良かったのだが、自分には引っかかるところがなかった。残念。
2020年8月30日
-
21 Lessons 21世紀の人類のための21の思考
- ユヴァル・ノア・ハラリ
- 河出書房新社 / 2019年11月19日発売
- Amazon.co.jp / 電子書籍
- 購入する
21のテーマに、あまりまとまりは無いように思えるが、変化のスピードがとてつもなく速い、現在〜近未来の、アルゴリズムが支配する社会への警鐘が主題かな。
この先、AIが人間を支配するかも、と心配するよりも、一握りの金持ちに支配される可能性の方が高いぞ、というのはなるほどねーと納得。
2020年1月16日
-
女になる方法 ―ロックンロールな13歳のフェミニスト成長記―
- キャトリン・モラン
- 青土社 / 2018年6月25日発売
- Amazon.co.jp / 本
- 購入する
電書がなかったので、絶版にならないうちにと、久しぶりに書籍を購入。
訳者があとがきで述べている通り、このような本が100万部売れる国があるとは羨ましい。
正直、文中で頻出する例え(ひと昔前のイギリス ポップカルチャー)がピンと来ないので、楽しい内容とは思えないのだけど、話題の根本はあるある的な内容で、共感できる時もあるよ。
-
冷たい家 (ハヤカワ・ミステリ 1924)
- JP・ディレイニー
- 早川書房 / 2017年10月5日発売
- Amazon.co.jp / 本
- 購入する
ミステリを期待して読んでいたのだが、オチも含めて少し舞台装置が現実離れしたメロドラマといった印象。
合う人にはハマるとは思うのだが、好みではなかった。残念。
2019年8月16日
-
こうふく画報 (主任がゆく!スペシャル)
- 長田佳奈
- ぶんか社 / 2017年7月14日発売
- Amazon.co.jp / 電子書籍
- 購入する
面白くて、心があたたまる作品。ただ、昔の日本をモラルは現代基準にアップデートして理想化しているので、その点が読んでいて辛くもある。
2019年1月7日
-
数字を一つ思い浮かべろ (文春文庫)
- ジョン・ヴァードン
- 文藝春秋 / 2018年9月4日発売
- Amazon.co.jp / 電子書籍
- 購入する
巻末の解説にもあるように、日本でいう本格ミステリを彷彿とさせる謎解き要素があるため、最後まで読み手を飽きさせない。
登場人物の描写が細かく、繊細な心情が伝わってくる点がこの作品の更なる魅力。
2019年1月3日
-
トリノトリビア 鳥類学者がこっそり教える 野鳥のひみつ
- 川上和人
- 西東社 / 2018年9月5日発売
- Amazon.co.jp / 電子書籍
- 購入する
マツダユカさんの鳥のイラストがすごくかわいい!
鳥は写真で見たいんだよ派の人には合わないと思うけど、ユーモアのセンスが光る4コマ漫画と川上和人先生の的を射ている上に面白い1ページ解説が、たっぷり収録されていて、とてもお得な一冊。
-
読書で離婚を考えた。 (幻冬舎単行本)
- 円城塔・田辺青蛙
- 幻冬舎 / 2017年6月21日発売
- Amazon.co.jp / 電子書籍
- 購入する
経歴を見ると、夫婦双方理系でも文系でもなく、なんでもできる万能な人たちなのかもしれないけれど、読書が生活の中でも上位に来る夫婦の、リレー読書は、噛み合わなさがすごく面白かった。
相互理解がなくても、大丈夫。
という結論がよかった。相互理解がない、という共通の認識があるくらいの、思い込みのない関係っていいなあ。
2017年10月16日
-
そもそも島に進化あり (生物ミステリー)
- 川上和人
- 技術評論社 / 2016年7月8日発売
- Amazon.co.jp / 本
- 購入する
「鳥類学者だからって、鳥が好きだと思うなよ」を読み、その軽妙でありながらも膨大な知識量が窺える語り口に魅了され、次いで「鳥類学者無謀にも恐竜を語る」を読み、恐竜の分類って多いなあと着いていけなくなりつつ、この本へ。
「鳥類学者だからって〜」、は南硫黄島での調査に関するエッセイ的な側面があったが、こちらは島に関する学術的な記述が多目。
その結果、真面目な学術的記述の行間に、ネタが散りばめられており、読んでいて混乱することも。((例)「ダーウィンと携帯で有名なガラパゴス〜」といったような記述。)
2017年9月15日
-
さよなら、シリアルキラー (創元推理文庫)
- バリー・ライガ
- 東京創元社 / 2015年5月10日発売
- Amazon.co.jp / 本
- 購入する
ドラマの「デクスター」と「ハンニバル」足して2で割って、そこに青春小説と中二病の要素を加えたような感じ。
おもしろかった。
2017年7月8日
-
人形(ひとがた) (ハヤカワ・ミステリ 1904)
- モー・ヘイダー
- 早川書房 / 2016年2月9日発売
- Amazon.co.jp / 本
- 購入する
ベテラン介護施設職員・A.Jとベテラン刑事・キャフェリー2人を中心として、その他登場人物の視点を切り替えながらストーリーが進んでいく。
正直どっちつかずで誰にも感情移入し辛い本だった。
ドラマのCSIのように、A.Jの事件とキャフェリーの事件とが同時進行していくのだけど、同僚の交通事故の隠蔽というキャフェリー側の事件が退屈。
しかしどうやら、この小説はキャフェリー刑事が主役のシリーズらしい。シリーズファンにとっては面白いのかも。
2016年5月2日
-
ルポ MOOC革命――無料オンライン授業の衝撃
- 金成隆一
- 岩波書店 / 2013年12月26日発売
- Amazon.co.jp / 本
- 購入する
「MOOC」、無料オンライン授業についてのルポをまとめた本。
受講者側、コンテンツの提供者側、それからMOOCのほとんどが英語で行われている中での日本の現状と、よく取材されていると思う。
-
毎日の英速読 頭の中に「英文読解の回路」をつくる (「毎日」シリーズ)
- James M. Vardaman
- 朝日新聞出版 / 2014年6月20日発売
- Amazon.co.jp / 本
- 購入する
スラッシュリーディングの練習用に。
自分の英文黙読の速さをグラフにするようになっているので、速読能力の伸びが目に見えてやりがいがあります。
まだ始めたばかりですが、続けてみます。
追記
一周しました。
1分間に読む単語量(WPM)が始めた当初の100前後から130〜140になってきました。まだまだ遅いですが、引き続き二周目を続けてみます。
シャドウイングはついサボりがちでしたが、やるのとやらないのとでは、効果にかなり差が出る気がしました。当たり前ですが。
2015年1月7日
-
オマル-導きの惑星- (新☆ハヤカワ・SF・シリーズ 5014)
- ロラン・ジュヌフォール
- 早川書房 / 2014年4月10日発売
- Amazon.co.jp / 本
- 購入する
先が気になる展開や、他種族が入り乱れる世界観は魅力的。
しかし、いまいち主人公たちの行動原理に感情移入できない。仲間が裏切るかも→でも信じたかったから行動しなかった、というような心情はなんだかなあ。リーダーシップの執れる戦略家という設定上、なおさら不自然に感じた。
おもしろいのだけどなー。
2014年10月21日