本をめぐる物語 一冊の扉 (角川文庫 た 72-1)

  • KADOKAWA/メディアファクトリー (2014年2月25日発売)
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本棚登録 : 947
感想 : 109

本に関する8つの物語。どの話も本によって人生におけることが変化したり、何かを変えるきっかけになったりなど、本から色々なことを紡ぎ出していく印象で読みやすく良かった。その中で特に宮木あや子さん「校閲ガール」が良かった。文芸や雑誌などの校閲作業にまつわることが分かったり、ある小説家さんとの関わりを通じて見えたことなどが良かった。他に良かったのは小路幸也さんは温かみのある作品で、原田マハさんの作品は美術関連も盛り込まれ、短編ながら読み応えがあった。朱野帰子さんの作品は夫婦合わせて良い本を作るのが感じられる。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: アンソロジー
感想投稿日 : 2015年5月2日
読了日 : 2015年5月2日
本棚登録日 : 2015年4月21日

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