猫の日にちなんで読んでみた本。思いほか読みやすく、ラストは「猫」らしいのかなと感じた。タマオにこんなにも愛されている理々子は幸せだろう。猫があるひとりの女性に恋をするという話…はファンタジーらしいが、タマオの愛し方が真っ直ぐで切なさが漂っていて、そこは人間にも通じるところもあるのだなとしみじみ。愛情を十分に受けている猫から人(飼い主)への愛を示すのかもしれないなと感じる読後。人間とは違う猫の発想が感じ取れる。「哀しいものは美しい」の文、幸せな未来を信じて、ただまっすぐに…の文が切ない中に光を感じさせる。
読書状況:読み終わった
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作者 あ行
- 感想投稿日 : 2015年2月24日
- 読了日 : 2015年2月22日
- 本棚登録日 : 2015年2月24日
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