今回の主人公は蜀の廖淳(後の廖化)
蜀漢の滅亡を目前に廖化は北伐中の姜維に自分の半生を語る形。
波乱万丈な人生。その中で出会う人々。
大事な人が魏・呉・蜀の3国其々にいる廖化。
ちょいちょい登場する夏侯覇との絡みはもっと読みたかった。
3冊の内1番地味かもしれないけれど、程普・戯葉の言葉に出てくる「土」という言葉の意味を知るに1番重要であり基本中の基本の事を語ってる様に思えた。
その意味を悟った廖化が劉禅に言った言葉。
劉禅はその言葉の意味を知ってあの有名な言葉を言う。
「国」ってなんだろう?人が息づく「土地」・「大地」って?
この本の劉禅は案外暗君ではない書き方をしていた。
(しかし黄皓の感じの悪さ・悪役はこの本でも変わらない。不変ですなー。)
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
和書
- 感想投稿日 : 2016年9月17日
- 読了日 : 2016年9月17日
- 本棚登録日 : 2016年9月17日
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