ヨーロッパ文明批判序説―植民地・共和国・オリエンタリズム

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  • 東京大学出版会
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ヨーローパの国々を訪れると、その壮麗な建築物に目を奪われるが、それら建築物はアジアやアフリカ、中南米の植民地から収奪された莫大な利益が背景にあったということは、つい忘れてしまいがちである。
明治維新以来、わが国も欧米に追いつけ追い越せと追従してきたのであるが、こういう書物を読むと、ときに欧米的な価値観を畏敬するべきものとするわたしたちの考え方や感性について、あらためて振り返る機会が与えられるのである。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 歴史
感想投稿日 : 2021年2月8日
読了日 : 2021年2月8日
本棚登録日 : 2021年2月8日

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