奇抜なパッケージとネーミングながら、美味い!ということで評判の豆腐屋男前豆腐店の社長が出した本。
商品の奇抜さから単なる色モノ的な一発屋として終わる商品展開と思いきや、商品に対する職人気質なこだわりと他社や小売店のプライベートブランドによる値下げ競争に巻き込まれないためのマーケティング的センスなどがそこかしこに見られ、こりゃ長寿ブランド化しそうな予感。マーケ的といってもガチガチの体系ではなくて、感覚ですすめてたら後から理論がついてきたくらいのテンション。バランス感覚良さそう。
読めばわかるけどこの社長、めちゃくちゃロックンローラーです。音楽的にも、生き様的にも。
いつも何か楽しそうなこと考えてられるってある種スタミナなんかなー。
非常に良いこと言っていたので、メモ。男前豆腐店主語録。
ものを売るときには、むしろ語感のほうが大切なんだと思い始めてたんでしょうね。ネーミングにそれほど意味はない。
本物の男前は、あなたを裏切ったりしない。
スキマを狙ってやろうと。
でも、僕は、中身を変えずに形だけ変えてどうするんだって思うんですよね。
排他的ないい方に聞こえるかもしれませんが、僕は半径100メートル以内に、自分が面白いと思ってることに同意して盛り上がれる人間がいるとは、最初から期待していない。
やっぱりクリエイティヴなところは個人作業じゃないと無理な部分がある。
つねに変化し続けるしか、生き残る道は無いと思ってますから。
妄想はあればあるほどいい。
図書館で借りたんだけど、買おうかな笑
- 感想投稿日 : 2010年5月29日
- 読了日 : 2010年5月29日
- 本棚登録日 : 2010年5月29日
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