青眉抄

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本棚登録 : 13
レビュー : 3
著者 :
sh01さん 日本の文学(近代以降)   読み終わった 

純粋な、おもねることがない背伸びをしない等身大の文章。

しかし、例えばP206に挙げられている前田利常の言動などは、個人的な発言へと曲解し、政治的な思惑等を度外視してはいるのだろう。とはいえ、絵描きらしくてかわいいから許すべき。

純粋に個人として発言しているわけではないだろうが(まわりへの配慮など、特に母親の短所はまったく書かれない)、学者や政治家よりは裏がない。まさしく、松園の作品と言うよりは、制作の合間にたてたという薄茶(P88,94)のような文章。

いつの間にか日が暮れていたとか、朝になっていたとか(p84,89など)に共感できる立場で読んだ。また、友人は古典だ(p194など)というのにも、個人的に慰められる。良い師に恵まれた(p129~、最後は竹内栖鳳)勤勉な日本画家。背筋がスッとする。

レビュー投稿日
2012年11月4日
読了日
2012年11月4日
本棚登録日
2012年11月3日
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