なぜ自分がジェイソンボーンになったのか、自分を探す旅が終わった過去の三部作から数年、CIAから隠れながら生きながらえていたボーンのところへ情報が届く。
父親が、トレッドストーンの発案者だという情報。
父親が殺された真相と、それに連なる自らの過去の真相を求めて、ジェイソンボーンは再び動き出す。
CIA長官のトミーリージョーンズ、何やってもうまいね〜。
「最近のCIAは変わった」というが、結局何も変わってないやん、といういいオチで終わる。
ポスト・スノーデンの後の時代だからこそ描ける、国家による監視とSNSの発達度合い。
遠からずこんな感じなのだろうと思える描写。
世界中飛び回るフットワークの軽さなど、旧作を引き継ぎながら物語は進んでいく。
が、少し物語が二番煎じぽくなってしまうので、飽きる人には飽きるかも。 少し物語の奥行きも、悪い奴(巨悪)が誰かが、結構固定されてしまうので、出しにくい。
でも、これが今のアメリカに繋がってるように思えてならないような撮り方をしているのは、すごいとこだと思う。
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- 感想投稿日 : 2017年6月12日
- 読了日 : 2017年6月12日
- 本棚登録日 : 2017年6月12日
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