([お]9-1)困ってるひと (ポプラ文庫 お 9-1)

著者 :
  • ポプラ社 (2012年6月20日発売)
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本棚登録 : 1391
感想 : 225
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本書が賛否両論になるのがよくわかる。
否として指摘されがちな「難であることをネガティブに捉えがち」やら「周囲への感謝がない」やら「闘病記なのに感謝がなくて感動できない」という意見には、所謂闘病ポルノを世間は求めているのだなあ、と言うサメザメとした感想をのみレスポンス。
賛と指摘されがちな「大変であるはずなのに愉快に書かれていて素敵」的な意見には、ある日突如として自分の身体が自分の常識とかけ離れたところにワープすると、笑い飛ばして自虐することで自分を受け入れていくしかないからなあ...と理屈っぽい自己中気味な感想をレスポンス。
そんな私が個人的に否だなあと思ったのは、病室内の生花持ち込み隠蔽工作エピソード。や、やめよう??下手したら大野さんも同室の患者も死ぬよ??? 非常に共感したのはステロイド使用開始直後の初恋類似のドキドキモード。これ、なかなか理解されにくいんだよねえ。
とまあ、これだけ色々と感想を書きたくなるくらいには良い本だと思います。大野さんよりは難易度イージーな同世代難病女子より、長文感想でござんした。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 本 日本人作家
感想投稿日 : 2018年9月26日
読了日 : 2018年9月26日
本棚登録日 : 2018年9月26日

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