江戸末期、骨董商「おそろし屋」の女主人が骨董品に纏わる因縁話を客に披露する連作短編。武田信玄・水戸黄門・葛飾北斎…。それぞれ不思議で恐ろしいはずなのに、どこか滑稽でページを捲る手がグングン進みます。ラストの話がいきなり女主人の子孫と思われる現代に移ってきて、ただの幽霊話に収まらない裏事情が何やら有りそうで、また女主人の過去も訳あり謎ありで非常に続きが気になる所です。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2015年3月4日
- 読了日 : 2015年3月4日
- 本棚登録日 : 2015年3月4日
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