90秒で好かれる技術

  • ディスカヴァー・トゥエンティワン (2011年8月16日発売)
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チェック項目15箇所。本書は、たった90秒で、クライアントや職場の上司、同僚、(あなたが経営者であれば)従業員たち、あるいはまったくの初対面の相手からも好印象をもたれ、彼らと心を通じ合わせる技術を習得するための本である、本書でこのテクニックを身につければ、ビジネスも人生も、きっとうまくいくはずだ。本書では、あなたが関係をもたなければならない相手と日常的にうまくつながりを築き、維持するために必要となる、ありとあらゆるいことをお教えしよう、専門家によると、経済的な成功は、その15%が技量や知識で決まり、残りの85%は相手と心を通わせ、相手の信頼と尊敬を勝ちとる才能で決まるらしい。相手が気に入ってくれたら、一番の長所を見てくれる、嫌われたら、一番の短所に目を向けられる、これはどんな人にも当てはまる、たとえば、クライアントが君を気に入ったら、そこらじゅう飛びまわっている君を見て、やる気満々だと解釈する、でも君のことを気に食わなければ、ただのバカだと思う。「われわれが人とつき合う際の合図として使えるのは、なにも目だけじゃない。相手に好印象を与える一番手っ取り早い手段は、笑顔だ。君が笑顔を見せれば、世界中が君に笑いかけてくれる。笑顔を見せるというのは、すなわち『私に近寄ってきていいですよ』『私は喜んでいますよ』『信じていますよ』というシグナルを送っているのと同じだ。つまらないうぬぼれで、成功への道をふさいでいる場合じゃない」。「他人に何かをやらせる手段は6つしかない。法律、金、精神的威圧、肉体による誘惑、そして説得だ。そのなかで、説得がもっとも効果がある」。初めて会った相手の”心をつかむ”7つのステップ……①権威と親しみやすさのバランスを考えた服装を選ぶ、②相手に近づく前に、自分の抱くイメージに自分の態度を合わせる、③出会いの前に「すばらしい、すばらしい、すばらしい」とつぶやき、笑顔になる、④自分の心臓を相手の心臓に向ける姿勢をとる、⑤手に危ないものを持っていないと相手にわからせる、⑥近づいたらすぐに、気持ちをなごませる質問をする、⑦ボディ・ランゲージと声の調子を相手と同調させる。成功するリーダーに共通する3つの態度……①熱意を見せる、②好奇心をもつ、③謙虚でいる。説得力のある人間になろうと思ったら、まずは信頼できる人だと相手に思ってもらうことだ、自己一致ができていなければ、言葉どおりのことを言っているように見えないために、相手に警戒心を抱かせてしまう。あなたが選んだ言葉に埋もれたメッセージを意識しよう、誰かにお礼を言われたら、「たいしたことはありません」と言うより、「こちらこそ光栄です」「喜んで」と返そう。目の動きは、相手のものの考え方を知る貴重なヒントになる、視覚タイプはやや上を向く傾向があり、聴覚タイプは横を、身体感覚タイプはやや下を向く傾向がある、それは、自分が何かを表現する場合だけでなく、情報を解読したり頭にしまい込んだりする場合にも、特定の感覚を主に使おうとするからだ。人はたいてい自分のパーソナリティにふさわしい仕事を選ぶものだ、自己主張は強くないが、ものごとをさまざまな角度から見ることのできる(①夢想家タイプ)は創造的な仕事に向いているし、プロセス指向で慎重な人(②分析家タイプ)は技術者としてその才能を発揮することが多い、外交的で社交好きな人(③説得者タイプ)は営業職などで成功しやすく、生まれつき自己主張が強く率直にものを言う人(④管理者タイプ)は、ほかの人たちを管理するのがうまい。人と上手につながりをつくるためのグラウンドルールは、インタビューの場合とほとんど同じだー相手に喋らせる、焦点をはずさない、相手をよく観察する、相手の話をしっかり聴く、フィードバックを与えさらに相手の話を促す、話すよりも聞くことを心がける、別れ際、自分はなんて面白い人間なんだと相手に思わせれば最高だ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: コミュニケーション
感想投稿日 : 2014年1月24日
読了日 : 2014年1月21日
本棚登録日 : 2014年1月21日

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