愛は自転車に乗って: 歯医者とスルメと情熱と (ドクターごとうの訪問歯科シリーズ)

著者 :
  • 大隅書店 (2014年12月25日発売)
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感想 : 2
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チェック項目8箇所。訪問歯科診療は、心身の障害により通院できない方のために、歯科医師が自宅に訪問して診療するシステムである、訪問歯科診療では「口から食べられない」障害に対する対応も多い。「実は、口から食べるっていうのは歯だけよくてもダメなんです。ほっぺたやベロがしっかり動かないと噛めないんです」。「訓練って意外とすぐには結果が出ないんですよ。だからあせらず長く続けられるもののほうがいいですね」。「材料や作り方は少し変わっているかもしれませんが、調整すること自体は入れ歯の構造が変わってないので、まったく変わってないんですよ」。僕は「口から食べる」ということは人間の自然の営みであり、生きていることそのものであるとも感じている。この世に経管栄養のような代替的な手段がなければ、どんなことをしてでも口から食べる努力をするだろうが、現代医学は口から食べない選択肢を確立してしまった、技術の進歩はやっかいな問題をつくり出す。「いろんな歯ブラシが売られていますけど、硬いのが多いですね。でも、お母さまのように、誰かほかの人が歯ブラシをするときは、柔らかいこととコンパクトなことが基本ですね」。「食べるという行為は、生物的な栄養供給だけではなく、文化的、人間的な営みである。この極めて単純かつ重要な行為が、医療の発展とともに軽視される傾向がある」。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 体調管理
感想投稿日 : 2015年2月3日
読了日 : 2015年2月3日
本棚登録日 : 2015年2月3日

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