菊と刀 (講談社学術文庫)

  • 講談社 (2005年5月11日発売)
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感想 : 152

10年ほどまえに購入したものの、挫折していたが、久々に手に取るとぐんぐん読み進めてしまった。現代日本人である自分の行動や考え方と、合致する部分しない部分があり、なるほど戦後すぐの日本人よりは近代化しているようだ。とくに、恩・義務・義理のみごとな構造化(題名である「菊と刀」は、義務と反対義務とを表しているに違いない。)と、日本における伝統的な育児法については面白い。階層社会における「ふさわしい位置」を見つけようとしてしまうことに気づき、日本人らしい自分を自覚した。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2016年7月21日
読了日 : 2016年7月20日
本棚登録日 : 2016年7月20日

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