「頭骨コレクション」に引き続き、動物の死体を拾う話。こちらもあきらかに変な人(もちろんいい意味で)。よくもまあこんな才能をみつけてきたなと、本にしてくれた人に感心する。自由の森学園の理科の先生の超マニアックな日常エッセイ。
ほぼ全ページに、動物や植物への熱が伝わる精緻なスケッチ。昆虫の足先や小動物の歯などのスケッチを眺めていると、細かすぎてだんだんおもしろくなってくる。骨格標本をつくる過程は「頭骨コレクション」で学習済なので、さらっと読んだのだけれど、この本ではなんと高校生も骨格標本を自分たちでつくる。楽しそうに解剖をしている様子に、ほほえましいような、うらやましいような、でもにおいが気になるような。
子供が生物に興味があるのであれば、こういう先生のいる学校にいかせてあげたいと思う。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2022年7月18日
- 読了日 : 2022年7月17日
- 本棚登録日 : 2022年7月13日
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