体育大卒で振付師として活躍する筆者が
アイドルの踊るダンスをダンサー・振付師視点で考察する、
ユニークな一冊です。
もともと振付師が演者につけた振り付けを
ファンたちもコピーして踊る「振りコピ」文化が
アイドルとそれを応援するファンたち、
ひいてはダンスそのものとの距離さえも近づけて
そこに喜びを感じるという、図式が面白い。
もともと自分で踊るとそのダンスを客席で見られないため、
ひとに振り付けしたダンスを見ているほうが好き、と語る彼女。
珍しいキノコ舞踏団で活躍する同輩や、
自ら振り付けを担当するアイドルたちの
プロデューサーや衣装さんとの対談も見ものなので
アイドルファンだけでなく、ダンスに興味のある方も
けっこう楽しめる読み物ではないかなーと思います。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
エンタメ系
- 感想投稿日 : 2013年7月5日
- 読了日 : 2013年7月5日
- 本棚登録日 : 2013年7月5日
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