Running Pictures―伊藤計劃映画時評集〈1〉 (ハヤカワ文庫JA)

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本棚登録 : 386
レビュー : 36
著者 :
shichibuzakiさん 評論・批評   読み終わった 

伊藤計劃氏の映画批評。エッセイに近いラフな調子でぐいぐいと進んでいく。口調は軽快ですが、映画への思い入れや知識、監督や役者の個性やカラーまでを熟知して書かれる批評は絶品。一般的には駄作と評されるような作品についてもだめな部分は明確にしつつ、それでも愛すべき箇所を伊藤氏しか書けないだろう視点で書いているところには、映画という文化、媒体そのものへの愛を感じました。

そのかわり、世間では名作と呼ばれているようないくつかの作品は容赦なく喝破されていましたが…笑

ほんとうに早逝が惜しまれる人、というのは伊藤さんのような人なのだと思う。生きていたとしたら今の世界、映画をどう観てどう論じたのだろうか、そんなことばかりが頭をよぎりました。

レビュー投稿日
2019年5月20日
読了日
2019年5月20日
本棚登録日
2019年5月20日
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