初めて幼い息子を連れて狩りに出かけた猟師と、トラブルに巻き込まれたテレアポ詐欺集団の番頭が山奥で危険な邂逅をする表題作と、世界最難関とも言われるK2に挑んだ登山家の選択を描いた「K2」の2編。
著者自身が狩猟により食料を現地調達するサバイバル登山の第一人者なだけあって、狩猟や登山の描写が凄まじい。表題作は千松信也の狩猟エッセイにギャングースがブチ込まれたような狩猟ハードボイルド、「K2」は圧倒的自然に人間の生命や倫理が磨り潰されていくタイプの話が好きな人におすすめです
読書状況:未設定
公開設定:公開
カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2017年12月20日
- 本棚登録日 : 2017年9月10日
みんなの感想をみる