色々書きたいことがある。
ツイッターってものをよくあらわしているなという面もある。
感覚・感覚・感覚・感覚が垂れ流されてさながら、本書でも取り上げられているツイッターのTLをそのまま読んでいるみたいだしこれもあれもこれもどれも感覚と状況をつないでいって全部が平行線で全部動いているっていうの(ここまで群像劇の説明にしかなってない)、面白いとか楽しいとか感動するとかそういうものでなくてここでちょっとしんみりしたりここでちょっと嬉しくなったりここの続きが気になったり、これはどうでもいいと思ったりそれぞれ。それぞれ。それぞれ。それぞれだからいいとか悪いとか面白いとかくだらないとかじゃなくて時間がぽっかりと宙ぶらりんになっているような小説でなんともいえない。あるときを閉じ込めてある、まさしく小説だな~
何となくこの本を読んで、昔あったイーストエンドの「何これ」って曲を思い出して思い出したことを通り過ぎて未来でこの本を読む人のことを考えたりもする。
思い出したことは、今思うとあれって出始めの携帯についてのことなんかなあって思ったりもしてて、それでその頃本気でなんだろこのデバイスと思ってたこととかが未来に来るとなんか種明かしみたいになったり終わったことになってる。
いつかツイッターが衰退した未来でこの本のことを思い出したらそんな感じになって(ああツイッターってこういうそういうツールだったなあとか)、ツイッターのことを知らない人が読んだらそんなことがあったのかって思うんだろうな~と、思った、ってことまで著者に先取りされてこの本のどこかに書かれてもおかしくなかったんじゃないかなみたいな感覚になる。
- 感想投稿日 : 2014年11月2日
- 本棚登録日 : 2014年11月2日
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