岡本行夫 現場主義を貫いた外交官 (朝日文庫)

制作 : 薬師寺克行  伊藤元重  五百旗頭真 
  • 朝日新聞出版 (2020年12月7日発売)
4.60
  • (3)
  • (2)
  • (0)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 28
感想 : 4
5

【国際会議に共通しますが、日本の場合、一の矢はいいんです。しかし、あとの自由討議になっていくと、気の利いたコメントを言えるかどうか。議論は進化しますから、大学教授同士の討議を聞いているようなもので、用意してきた紙だけでは対応できないんですね】(文中より引用)

日米外交のプロとして長年にわたって外交官を務め、退官後も民間で活躍するとともに総理大臣補佐官などを務めた岡本行夫。徹底的に足を使った現場主義で知られる人物の証言を収めた一冊です。著者は、『日米関係史』などの五百旗頭真他。

日本外交の節目節目に携わった人物の語る言葉だけあり、一般に知られていないエピソードやそこから得られる教訓がふんだんに詰まっています。岡本氏が精魂を傾けた沖縄に関する記録は重要な歴史資料と見ることもできるかと。

「外向官」でもあったのだと思います☆5つ

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 日本
感想投稿日 : 2021年8月11日
読了日 : -
本棚登録日 : 2021年8月11日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする