14のフレームワークで考えるデータ分析の教科書

著者 :
  • かんき出版 (2014年9月18日発売)
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本棚登録 : 313
感想 : 18
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QC7つ道具/新QC7つ道具の説明書.書くはさぞかし大変だっただろうと思えるぐらい具体的な例題が大量に創作してあって,なおかつ著者が実践している感じが伝わってきて良かった.

QCツール関係は普通の思考能力がある人にっとてはあまりに当たり前のことをこれ見よがしに主張してきて型にハメられる感じがするので,窮屈で嫌いだったのだけど,本書は個別のツールの説明よりも,例題の中で課題解決までの流れに添ってツールの要点や意図を解説してあるので,そういった嫌悪感はかなり薄らいだ.

個人的には,実際のところ7~8割ぐらいはすでに類似の内容で検討しているようなことなので,目新しさはあまりない.しかし,ちょっと普段の専門から外れるような新規な内容に取り組むときはうっかり検討を忘れるような項目もあり,思考の流れとして型を身につけることはやっぱり重要なんだろうな,と再認識出来た.

型にハメられるのではなくて,道具として使いこなすということは大切なのでしょうね.訓練あるのみです.

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: マネジメント
感想投稿日 : 2015年1月3日
読了日 : 2015年1月3日
本棚登録日 : 2015年1月3日

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