ある事象に対し、想像することで検証する思考
実験をテーマにしたSFサスペンス。
ジャルカッタの国際学校に通う哲学クラスの高
校生20人が学期末の試験で思考試験に挑戦し
ます。「核戦争後で生き残るべきは自分たちの
うち誰か」というテーマで議論を展開します。
生徒たちは、当初他人を犠牲にしてでも生き残
ろうとし人間を職業や性別だけで判別するなど
の自分本位に振る舞います。だが実験を重ねる
なかで連帯感と自己犠牲の精神が芽生え最良の
選択が何か考えるようになります。
生徒たちがそれぞれの思考を具現化した仮想空
間内でサバイバルを行うという斬新な設定と命
の選択を迫られた彼が内面をさらけ出していく
様子が鮮烈な印象を残していました。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
SFサスペンス
- 感想投稿日 : 2014年12月9日
- 読了日 : 2014年12月9日
- 本棚登録日 : 2014年12月9日
みんなの感想をみる