この悲しみの意味を知ることができるなら―世田谷事件・喪失と再生の物語

著者 :
  • 春秋社 (2007年12月3日発売)
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本棚登録 : 43
感想 : 10
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殺害された被害者のお姉さんが残された親族としての心情が語られている。報道の目的と被害者の目的が合致していないことがさらなる傷口を作っているように思う。以前からマスコミの飢えた獣のような一面に嫌な気持ちを感じることがあった。そしてそれを見ている私のやうな単なる傍観者の目も下手するとその一端を担ってしまってるのかもしれない。犯人が不明なのだからそのチカラは必要なはずなのだけど…

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2015年6月15日
読了日 : 2015年6月1日
本棚登録日 : 2015年6月1日

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