日本人の行動様式: 他律と集団の論理 (講談社現代新書 320)

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  • 講談社 (1973年5月20日発売)
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著者によると日本人は「他律集団論理」であるらしい。なるほど確かに、個よりも集団としてどう見られるかの方が気にされるし、お上に逆らうなと言われることもある。高度成長まではこの国民性を発揮して先進国の仲間入りをすることができた。しかし社会運動による権威の失墜や、過疎のような未知の事柄によって他律も集団論理もうまくいかなくなった。イノベーションを起こすためには自律個人論理が必要だが、この本が著されたときにはまだそこまでの人が出てきていなかったのだろう。グローバル化が進み、インターネットが登場したことにより、それまでは出る杭で村八分に合っていたような個人同士が繋がることができるようになり、一定の活動ができるようになったと思う。現在も男尊女卑に対し、女性が連帯することで集団論理に抵抗している最中である。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2021年2月10日
読了日 : 2021年2月10日
本棚登録日 : 2021年2月10日

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