「物語の型」からはみ出して「言葉の暴走」が起こるのが「小説」であり、その型に収まってしまうものは小説ではないという事らしい。蓮實さんの批評を読むのはほぼ初めてで、あとがきには「小説を擁護したい」と書いてあるがとても悲観的な見方をする人だなぁという印象。この本は20年以上前に書かれたもので、現在は当時の蓮實が危惧していた方向へまっすぐ進行しているにもかかわずそんなことはもう誰も話題にしていない。
読書状況:未設定
公開設定:公開
カテゴリ:
批評
- 感想投稿日 : 2013年3月31日
- 本棚登録日 : 2013年3月31日
みんなの感想をみる