ルームシェアする5人の男女の物語。思わずクスリと笑ってしまうほど会話は軽妙なのに、なぜか5人全員に「見せてない裏面」を感じずにはいられない。物語の構成からみてどうもあの人が事件に関わっているのではないかとは想像がついたものの、その結末は意外だった。それでいて彼らならそうくるだろうなと納得できた。だって共同生活の極意とは、場に適応できる「この部屋用の私」を各自が用意すること。・・そして「害」が自らに及ばない限り深入りしないこと、なのだから。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ヒューマンドラマ
- 感想投稿日 : 2013年6月12日
- 読了日 : 2010年8月18日
- 本棚登録日 : 2013年6月12日
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