やや古いランキングには名前が挙がっていることが多い本作
期待が大きかっただけにちょっと残念なところもあった
プロットは非常に面白い
いわば倒叙形式からのひねりで、「犯人=探偵」が実現されている(←ネタバレではない)
犯人役があれよあれよという間に探偵役を務めることになってしまうプロットはすばらしい
しかし肝心の殺人事件の解決のほうは、お粗末で、「うーん」と唸ってしまう
これでトリックだとか動機だとかに少しでも新味があれば
あまりにもふつうの事件というか……そこでガックリしてしまった
画竜点睛を欠く、とはこのことかなあ
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
ミステリ
- 感想投稿日 : 2022年2月12日
- 読了日 : 2022年2月12日
- 本棚登録日 : 2022年2月12日
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