イエスの生涯 (新潮文庫)

3.75
  • (130)
  • (133)
  • (217)
  • (13)
  • (3)
本棚登録 : 1317
レビュー : 142
著者 :
ここ花さん ◇純文学   読み終わった 

初版時に読了。再読。
今もなお魂が揺さぶられる作品。
遠くガリラヤで何の罪もない無抵抗の一人の男が
十字架にかけられ処刑される。
彼は後のイエス・キリスト。
『英雄的でもなく、美しくもなく、
人々の誤解とあざけりと、
唾の中で犬の死よりもみじめで醜悪な形の死』を、なぜ彼は受け入れたのか?
なぜ弟子たちは奇跡を起こせなかった無力のイエスを師’と尊び迫害に耐えながらも、過酷な布教活動に命を賭けたのか?

なぜ?なぜ?なぜ?

クリスチャンである遠藤文学の重要なテーマになった‘無力のイエス’。
渾身のペンで綴るその文章からは遠藤氏の血がにじんでいると思えるほど。
クリスチャンの方々から抗議を受けたと聞きますが、キリストは神である前に、神になる前に、懊悩する‘一人の人間’でもあったことを教えてくれます。

レビュー投稿日
2010年3月19日
読了日
1982年5月30日
本棚登録日
2010年1月30日
2
ツイートする
このエントリーをはてなブックマークに追加

『イエスの生涯 (新潮文庫)』のレビューをもっとみる

『イエスの生涯 (新潮文庫)』のレビューへのコメント

まだコメントはありません。

コメントをする場合は、ログインしてください。

『イエスの生涯 (新潮文庫)』にここ花さんがつけたタグ

再読情報 [1回]

  • 2010年5月1日

    再読しました。

いいね!してくれた人

ツイートする