置屋育ちの「ゆう」が大人の女性になり、自らの生きる道を決めるまで。禿、遊女を見て育ち、母親が手を下したあるむごい出来事や自分には甘い父親が女たちをどう思っているか、トラウマになるような事象の中でそだったゆう。いつしか置屋の外の世界に憧れ、添え遂げられなくても愛していきたいという男と出会う。誰にも言わない、相談しない、ゆうは自分と自分の気持ちだけ信じている。紆余曲折あり、年を重ねていくゆう。でも最初に心に決めた男を想い、信念を曲げないさまは立派。彼女の生き方すべてに共感はできないが、強い女性は嫌いじゃない。
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- 感想投稿日 : 2017年9月28日
- 読了日 : 2017年9月28日
- 本棚登録日 : 2017年9月28日
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