「教育超格差大国」アメリカ (扶桑社新書)

著者 :
  • 扶桑社 (2016年3月2日発売)
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感想 : 3

 3つの部分が印象に残りました。
 ひとつは、ハーヴァードに行くような人は、小さいころからたいへんな努力をしているし、ハーヴァードに入ってからもものすごく勉強している。日本の受験地獄なんて、地獄でも何でもないと思いました。
 2つ目は、「トイレットペーパーがないのよ、今の学校は。アッパーウェストサイド(高級住宅街)じゃ、親たちがトイレットペーパーを一年分寄付してくれるそうじゃない。いったい、どうなっているの、この国は?」これまで書いてきた、親の「経済力格差」が、子どもの将来を決するというだけの話ではない。レザンヌが嘆く内容は、授業崩壊、クラスの定員オーバー、校長の人事権乱用、子どもの犯罪、低い卒業率と、教育の中身そのものの問題だ。さもありなんです。
 もうひとつは、「ゴミの仕分けが、高所得層では進んでいるものの、低所得層はほとんどおかまいなしというのを目の当たりにした。このため、デブラジオ市長の「環境対策=格差解消」というコンセプトは腑に落ちる。これも予想どおりでした。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 地域研究
感想投稿日 : 2016年3月11日
読了日 : 2016年3月11日
本棚登録日 : 2016年3月11日

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