詩・散文・韓国からの訳詩、の三部構成。どれも美味。茨木のり子さんの追いかけるテーマは『言の葉2』から引き続き一貫している。言葉、反戦、韓国、どう生きるか。
「九月のうた」
のびきった マカロニのような
夏とも
もうお別れ
星宿りという 素敵な木の名を
教えてくれたひととも
もうお別れ
こどもたちは こんがり焼けた
プチ・パンになって
熱い竈をとびだしてゆく
思えば幼い頃の宿題は易しかった
人生の宿題の
重たさにくらべたら
ほんと、人生がこんなに難しいって学校では教わらなかったー!と、共感しながら駄々をこねてみた。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
詩歌
- 感想投稿日 : 2022年4月24日
- 読了日 : 2022年4月2日
- 本棚登録日 : 2021年11月7日
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