僕らに月は見えなくていい (メゾン文庫)

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本棚登録 : 13
レビュー : 2
著者 :
いこさん 小説(作者名:さ行)   読み終わった 

自分では絶対に体験できない恋愛を体験させていただきました。
それも一つの愛の形なんでしょうけど、多分普通じゃない。
高崎さんも、藍さんも、普通の人から見ると多分異常者で、二人の関係性もやはり異常で異端。
理解は多分自分ではできない。
普通の枠に囚われたままの自分では、そういう愛もあると知り得ても、心の中では理解できず目を逸らすかもしれない。
でも、だからこそ惹かれてしまうんですよね。
そんな異常な二人が、どんな日々を過ごし、どんな最後を迎えるのか、気になって仕方がない。
普段は読まない系統の話ということもあり、中毒的惹かれ方をして一気読みしてしまいました。
いやあ、自分では絶対想像できない世界、圧倒的でした。
藍さんの愛を、自分は最後まできっとちゃんと理解できなかったし、高崎さんの生き方を素直に肯定もできなかったえけれど。
でも、あの二人だからこそあの「本」が出来上がって、あの展開を選んだ先に何か新しい可能性が見えて、希望の持てるラストだったのがいい。
不快感がない。
満足感すらある。
何とも濃厚な読書となりました。
あの不思議な感覚、的確に言語化できないのがもどかしくありますが、初めての経験だったように思います。
まあ、だからといって、あんな女たちがドロドロしちゃう恋愛は経験したくはないですけど……クライマックス付近の女性陣は本当に怖かったから。
藍さん、よく耐えた。

レビュー投稿日
2019年11月18日
読了日
2019年11月18日
本棚登録日
2019年11月18日
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