いい意味で生々しいというか、読んでいてエグい話が多かった。
遠慮がないというか。
特に終盤の話は主役二人のトラウマが一気に襲いかかるのと、ガチものの命の危機の展開もあって、読んでいて辛いやらハラハラするやら、読む側の情緒も不安定になった。
無事に切り抜けられて本当に良かった。
序盤は麿夢の炬燵を問答無用で捨てやがった伊織に好感触が抱けなかったものの、彼は彼で苦労性であり、トラウマ持ちであるという。
だから後半では彼の強引さはあまり気にならなくなった。
寧ろ仏や仏像に関する蘊蓄が聞けるのが楽しみになるという。
自分も仏像彫りたくなりました。
間違いなく彫刻刀で怪我すると思うけれども。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説(作者名:は行)
- 感想投稿日 : 2024年8月12日
- 読了日 : 2024年8月12日
- 本棚登録日 : 2024年8月12日
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