プラチナデータ (幻冬舎文庫)

著者 :
  • 幻冬舎 (2012年7月5日発売)
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感想 : 1677
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◆国民の遺伝子情報から犯人を特定するDNA操作システム。警察庁特殊解析研究所・神楽龍平が操るこのシステムは、現場の 刑事を驚愕させるほどの正確さを持って次々と犯人を特定していく。
検挙率が飛躍的に上がる中、新たな殺人事件が発生。殺されたのは、そのシステム開発者である天才数学者・蓼科早樹とその兄・耕作で、神楽の友人でもあった。
彼らは、なぜ殺されたのか? 現場に残された毛髪を解析した神楽は、特定された犯人データに打ちのめされることになる。
犯人の名は、『神楽龍平』――。
追う者から追われる者へ。
事件の鍵を握るのは『プラチナデータ』という謎の言葉。
革命的システムの裏に隠された陰謀とは。果たして神楽は警察の包囲網をかわし、真相に辿り着けるのか。


(^^)comment
東野さん長編久しぶり~!
あっという間に読んでしまいました。
東野さんは、初めの数ページですぐ引き込まれる!
人物描写が巧み!
ちょっとした仕草とかで、人物の性格がす~っと入ってきて、物語にもすぐ入り込めます。
続きが気になって、読み終えるタイミングが難しいし、また読み初めるのが楽しみなんだよね。
そういうの東野さんすごいと思う!


さて、プラチナデータ読みたかったんだよね♪
やっぱり東野さんの医療モノ面白い!

DNAって今はそんなに珍しいネタじゃないかもしれないけど、二重人格が絡んできたりして、私的には切り込み方が斬新でした。

昔ながらの浅間刑事と科学を過信する神楽。
最初は馬が会わない感じだったけど、最後はタッグを組むとことか。
ステージが多くて、場面がよく移動するから飽きないし。
物語の中盤は、追う浅間と追われる神楽の視点から物語が動いていく感じです。

リュウやスズランの存在も気になるし!

怪しい人がいっぱい出てきて、ミスリードもあったりするので、最後まで楽しめました♪

東野さんの作品はかなり疑って読むから、クライマックス直前で犯人がわかってしまったけど‥。
スズランの正体も薄々気づいてしまったけど‥。

それでも久しぶりの長編かなり楽しく読めました!

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 医療ミステリー
感想投稿日 : 2013年7月12日
読了日 : 2013年4月25日
本棚登録日 : 2013年7月12日

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