体育がきらい (ちくまプリマー新書)

  • 筑摩書房 (2023年10月6日発売)
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本棚登録 : 30
感想 : 4
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恩師である大学の先生から紹介してもらい読みました。
非常に読みやすく,中高生でも自分の受けている体育授業の外観がよく分かるだろうなぁと思って読みました。
私自身も保健体育の教員として体育嫌いをなくしたいなんて微塵も思ったことはないけれど,「体育授業」のあり方にはずっともやもやしたものがありました。
体育は何を教える教科なの?そんなこと今になって質問する人はいないだろうけども,改めてこの問いに答えようとするとなんて答えるのが適切なのか悩んでしまいます。
それだけ,体育授業は歴史があり,形を変え,時代やその次代に生きる子どもに合わせてきたのだろうと考えられます。
坂本先生のおっしゃるからだを通して世界を感じるという表現に体育授業の大きな可能性と興味深さが一層深まりました。
そして,よりからだを知りたいという好奇心を刺激され,このレビューを書きながらも次は体についてのどんな本を読もうかとワクワクしている自分がいます。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 運動
感想投稿日 : 2024年1月6日
読了日 : 2024年1月6日
本棚登録日 : 2024年1月4日

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