北朝鮮スーパーエリート達から日本人への伝言 (講談社+α新書)

著者 :
  • 講談社 (2012年2月21日発売)
3.06
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本棚登録 : 137
感想 : 25

あまり批判的な内容のレビューは書かないことにしようかと思っていたが、気になったのでメモとして残すことにした。
まず失敗だったのは、買ってきた後読む前にWikipediaなどで著者について調べてしまったこと。学歴、職歴詐称疑惑があり、また略歴に書かれている「朝鮮半島研究センター」というものが存在しないことなどが書かれていたからだ。Amazonのレビューにも同様の感想があった。
もちろんネットの情報をすべて信用するのも危険だが、内容が本当かどうか疑問をもって読むことになってしまった。途中で出会う人も文章中にも、イデオロギーやインテリジェンスという言葉が頻繁に出てくるが、本当に本人たちがそう言ったのか、著者の意訳なのかがわからない。
またタイトルも内容とかなり違う。あえて言うなら「北京大学に留学した日本人の中朝国境付近旅日記」くらいが妥当だと思う。
彼が本物ならば、数年後も生き残り中国事情に詳しいジャーナリストなどで活躍するはずと考えられるので、その時までは著者の本は読まないと思う。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ノンフィクション
感想投稿日 : 2012年3月31日
読了日 : 2012年3月31日
本棚登録日 : 2012年3月4日

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