あまり批判的な内容のレビューは書かないことにしようかと思っていたが、気になったのでメモとして残すことにした。
まず失敗だったのは、買ってきた後読む前にWikipediaなどで著者について調べてしまったこと。学歴、職歴詐称疑惑があり、また略歴に書かれている「朝鮮半島研究センター」というものが存在しないことなどが書かれていたからだ。Amazonのレビューにも同様の感想があった。
もちろんネットの情報をすべて信用するのも危険だが、内容が本当かどうか疑問をもって読むことになってしまった。途中で出会う人も文章中にも、イデオロギーやインテリジェンスという言葉が頻繁に出てくるが、本当に本人たちがそう言ったのか、著者の意訳なのかがわからない。
またタイトルも内容とかなり違う。あえて言うなら「北京大学に留学した日本人の中朝国境付近旅日記」くらいが妥当だと思う。
彼が本物ならば、数年後も生き残り中国事情に詳しいジャーナリストなどで活躍するはずと考えられるので、その時までは著者の本は読まないと思う。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ノンフィクション
- 感想投稿日 : 2012年3月31日
- 読了日 : 2012年3月31日
- 本棚登録日 : 2012年3月4日
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