文章が変わる接続語の使い方

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  • ベレ出版
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (343ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784860644963

作品紹介・あらすじ

よい文章とはなんでしょうか。
まとまった事柄を言い表そうとする場合、ふつういくつかの文をつなげて論旨を展開していきます。そのときに重要なのが接続語。文章の流れの中で、文と文との関係が自然で効果的かどうか、相手に論旨が明確に伝わっているかどうかは、接続語の選び方によって決まることが多いのです。正しい接続語の使い方や選び方がわかれば、相手に自分が伝えたいことをわかりやすく説得力をもって伝えられます。
本書では接続語の知識を、数多くの例文を挙げながらきちんと丁寧に説明しています。接続語の役割や使い方を論理的に知りたい人にはピッタリです。読後、あなたの文章が変わります。

感想・レビュー・書評

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  •  この本の表紙には、「文の論理は接続語で決まる」と書かれています。こう表現されているように、「接続語」は文章を書く上で多く使用しますが、どの「接続語」を使うかによって、書いている文章のわかりやすさや、そこから相手に伝わるメッセージの印象を左右するのではないかと思います。だからこそ文章を書く際には、自身が伝えたいことが相手に正確に伝わる文章にするために、「接続語」の意味を理解して正確に使用することが必要不可欠です。
     この本では、国語辞典の見出しにはないような接続語も数多く取り上げながら、それがどのような意味で、どのような場面で用いられ、どのようなニュアンスをもっているかについても、実例を示して説明されています。そのため、具体的なイメージを持ちながら接続語について学ぶことができると思います。また、接続語の一覧表や、索引などもついているため、文章を読んでいて分からなかった接続語の意味を学ぶためにも使えるのではないかと思います。
     レポートや論文を書く際にはもちろん、就職活動で履歴書等を書く際など、文章を書く様々な場面で活躍してくれる本だと思います。様々な場面で接続詞を適切に使いこなせるように、この本を通して改めて「接続語」について理解を深めてみませんか。
    (ラーニング・アドバイザー/教育 FUJI)

    ▼筑波大学附属図書館の所蔵情報はこちら
    https://www.tulips.tsukuba.ac.jp/opac/volume/3421460

  • わかりやすい文章を、書くには「接続語」は大切。
    読みながら、小学校の時の「綴り方」の授業を思い出した。
    あらためて自分の文章表現を見直すこともできた。
    最後にある接続語一覧は、重宝しそう。

    自分では使わない文章表現を目にしたとき、こんな言い方、書き方するのかなとモヤモヤすることが多くなってきたので、読んでかなりスッキリした。

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著者プロフィール

1952年、三重県生まれ。現在、立教大学文学部教授。博士(文学)。
1975年、東京大学文学部第三類国語国文学専修課程卒業。1977年、同大学修士課程を修了し、東京大学文学部助手となる。その後、白百合女子大学文学部専任講師・助教授を経て、1985年立教大学文学部助教授、1990年同大学教授となり、今日に至る。
専攻は日本語学、特に日本語の歴史的研究。
著書に『日本古代の文字と表記』(吉川弘文館)、『はじめて読む日本語の歴史』『日本の漢字1600年の歴史』(ベレ出版)などがある。
辞書に載っていないようなことばの意味や使い方を調べるのが趣味。

「2016年 『文章が変わる接続語の使い方』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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