スープで、いきます 商社マンがSoup Stock Tokyoを作る

著者 :
  • 新潮社 (2006年2月23日発売)
3.65
  • (48)
  • (92)
  • (111)
  • (12)
  • (2)
本棚登録 : 687
感想 : 115

物語形式の企画書という提案の仕方を始めて意識した。自分の仕事にも当てはめて提案することができそう。どんなストーリーにするかはとても大事なことであるが。
今考えている企画書のタイトルに応用できそうな文言があった。「このタイトルに興味の無い全ての人々へ」そして結びは、「この文書が1996年には全く時代遅れで意味をなさなくなっていることを願います」タイトルと結びの表現がギャップがあってとても良い。
『大企業の組織が作った洋服やゲームソフトや食事を、進んで好む人がどれだけいるだろうか。嗜好品は個性から産まれる。マイナー性を維持することと、数の拡大とは別次元のもの』
『現在のビジネスは、人のマーケットを奪うか、自ら創り出すかの二者しかない~中略~砂漠の真ん中にできたラスベガスや、24時間営業のコンビニは、砂漠や深夜に客がいたからやったわけでは無い。市場は意思を持って創り出されるものである』
『個性的で、意味があり、背景があり、共感できる~中略~どんなものでも「どうでもいい」、なんてもの無いんです~中略~顔があるということは、人が在ること。顔が見えると、どうでもよくはできないです』

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2017年1月13日
読了日 : 2017年1月13日
本棚登録日 : 2017年1月12日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする