ドルイドの歌

  • 講談社 (1997年1月29日発売)
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本棚登録 : 213
感想 : 20
3

アイルランドの神話「クーリーの牛捕り」をモチーフにした、メリングのケルトファンタジー第3作目。

謎の男、ふらりと現れたよそ者ピーターの歌声を聞き、はるかなる時を超えたローズマリーとジミーの姉弟。
そこはコノハトとアルスターの二つの王国による「クーリーの牛捕り」戦のただ中であった・・・。
《アルスターの猟犬》と呼ばれる最強の戦士・クーフーリンとジミーの友情。
コノハトの王子メインとローズマリーの恋。
それぞれの思いを胸に、古の時代を駆ける2人。
彼らを連れてきたドルイドのピーター(パーダル)は、彼らと共になすべきことを成し遂げる事ができるのか?

コノハトのメーヴ女王のSっぷりに圧倒
娘のフィンバールは、あんなのが母親で大変なのはわかるけど、それにしてもひよっこすぎ!
兄のメインは優男風な印象でしたが、なかなかの男気を見せてくれました。
しかしドルイド・ピーター(パーダム)の位置付けが、いまいちはっきりせずに消化不良。
ラストもはっきりしないなぁ・・・。
もっとしっかりとしたハッピーエンドで終わってほしかったです。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 海外
感想投稿日 : 2010年10月14日
読了日 : 2008年5月28日
本棚登録日 : 2010年10月14日

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