NOVA 5---書き下ろし日本SFコレクション (河出文庫)

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レビュー : 62
shunansさん アンソロジー   読み終わった 

日本SFの新作短編を収録したアンソロジー。

●上田早夕里『ナイト・ブルーの記録』
 海洋無人探査機の元オペレータは死を目前にして、ある体験を語り伝えようとした
●図子慧『愛は、こぼれるqの音色』
 かすかに歌声が流れる闇のなか、半裸の男女が舞い、溶けゆく
●須賀しのぶ『凍て蝶』
 時を超えて立ち現れた北壁。それは探し求めた禁断の門
●石持浅海『三階に止まる』
 単なる機械の故障という以上の何かが、あのエレベーターには、ある
●友成純一『アサムラール バリに死す』
 ヘンタイ作家・友成純一は、異国の地に果てた。一編の草稿を遺して……
●宮内悠介『スペース金融道』
 惑星"二番街"の新星金融支社を震撼させた、アンドロイドの怪事件
●東浩紀『火星のプリンセス 続』
 あなたワ、娘と火星、どちらかを選ばなくてワいけない
●伊坂幸太郎『密使』
 颯爽としたヒーローはどこにもいない。哀しい現実だ……超絶技巧の時間SF、誕生

以上の8編。
上田さんの作品目当てで借りてきた一冊でしたが、他の作品も楽しめました。
図子さんの作品、リンクする作品をどこかで読んだような・・・。もっとホラーっぽい話だったけど面白かったんだよなぁ。
須賀作品は先が読めるし、どことなく女性向けノベルズの名残が伺えてしまう。
石持作品、最近長編で良い作品が出ていない中、この短編はなかなか面白怖くてよかったです。
友成作品、独特の書き方&世界が楽しめます。でも本人の人生が一番小説っぽいかも。
宮内作品、主人公とユーセフとの掛け合いが面白かった。
東作品は続きもので・・・、いまいち話が見えず残念。
伊坂作品、伊坂さんがSF書くなんてびっくり。「ごきげんようおひさしぶり」のあの虫がこういう使われ方をするとは!

レビュー投稿日
2011年11月1日
読了日
2011年11月1日
本棚登録日
2011年8月5日
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